辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
しかし、その場所まであと少し。そう思った時にはもはや遅かった。
意識が薄れるのを感じ、瞬間的に何とか魔法で移動したところに、この小さな小屋があったのだ。
それにしても……。俺は軽くなった身体を起こし、月明かりだけが照らすその部屋に視線を向ける。
簡素な部屋の隅の絨毯の上で丸くなるフェリーネを見つけて、ハッとする。
彼女の薬を飲んですっかり眠り込んでいたことに気づく。
外はまだ暗く、月の位置からも朝までには時間があるだろう。
それほど厳しい寒さになることのないこの地だが、床に眠るのは寒そうで、彼女は小さく丸まっていた。
そっと近づき、俺は彼女を抱き上げてベッドへと横たえる。
ピンクシルバーの美しい髪に、記憶をたどれば、綺麗なブルーの瞳だった。顔立ちも美しく、こんな辺鄙な森にいるような女性には見えないが……。
見ず知らずの俺を助けるために必死になり、俺の言葉で照れたり怒ったりしていた彼女を思い出す。
意識が薄れるのを感じ、瞬間的に何とか魔法で移動したところに、この小さな小屋があったのだ。
それにしても……。俺は軽くなった身体を起こし、月明かりだけが照らすその部屋に視線を向ける。
簡素な部屋の隅の絨毯の上で丸くなるフェリーネを見つけて、ハッとする。
彼女の薬を飲んですっかり眠り込んでいたことに気づく。
外はまだ暗く、月の位置からも朝までには時間があるだろう。
それほど厳しい寒さになることのないこの地だが、床に眠るのは寒そうで、彼女は小さく丸まっていた。
そっと近づき、俺は彼女を抱き上げてベッドへと横たえる。
ピンクシルバーの美しい髪に、記憶をたどれば、綺麗なブルーの瞳だった。顔立ちも美しく、こんな辺鄙な森にいるような女性には見えないが……。
見ず知らずの俺を助けるために必死になり、俺の言葉で照れたり怒ったりしていた彼女を思い出す。