辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
そっと、フェリーネの寝顔を見れば、とても幼く見えあどけなささえある。
そんな彼女が知らない土地で、アンネを産み育ててくれたことに感謝しかない。

今いったいフェリーネはどうなっているのだろうか。サバティーニの悪事が露呈すれば、追放されていた方がいいのかもしれない。

サバティーニ家でフェリーネのその後はどう処理されているかを調べなければ。

そこまで考えて俺は大きく息を吐く。自分でも気づかないうちに気を張っていたのかもしれない。
いつどこで誰に聞かれているかもわからないし、裏切られるかもしれない。そんな心配といつも隣り合わせの世界だ。

そして、王都に戻ってから目まぐるしく、眠る暇もないほど忙しかった。
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