辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
そこへ、子守に連れられたアンネが戻ってくる。
「おかーたま、だれ?」
そこに知らない人がいたことに驚いたようで、トコトコと歩いてくると、マリー様を下から見上げる。
「アンネですね?」
「アンネ、です」
子どもながらマリー様の存在がわかったのか、こないだ覚えたカーテンシーをして見せる。
「まあ、アンネ。素晴らしいわ。私はおばーさまと呼んで」
五十代には見えないほど、マリー様は美しい方だ。おばあ様という言葉はどう考えても似合わない。「マリー様、そのような」
私が慌てて口に出せば、マリー様はニコニコとアンネの髪を撫でる。
「いいのよ、ずっと孫からそう呼ばれたかったのよ」
愛しそうに見つめてくれるマリー様に私は心から感謝する。
「おまーさま?」
「いいえ、おばーさまよ」
「ばあば?」
「おかーたま、だれ?」
そこに知らない人がいたことに驚いたようで、トコトコと歩いてくると、マリー様を下から見上げる。
「アンネですね?」
「アンネ、です」
子どもながらマリー様の存在がわかったのか、こないだ覚えたカーテンシーをして見せる。
「まあ、アンネ。素晴らしいわ。私はおばーさまと呼んで」
五十代には見えないほど、マリー様は美しい方だ。おばあ様という言葉はどう考えても似合わない。「マリー様、そのような」
私が慌てて口に出せば、マリー様はニコニコとアンネの髪を撫でる。
「いいのよ、ずっと孫からそう呼ばれたかったのよ」
愛しそうに見つめてくれるマリー様に私は心から感謝する。
「おまーさま?」
「いいえ、おばーさまよ」
「ばあば?」