辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
「さっきからなんなの? たかが町娘の風情で子供を作って騙したくせに!」

「そうよ、身分を考えなさいよ! 少しだけ美しいからって……。」
義母も加勢して私に次々と暴言を吐く。それでも「美しい」と言う義母の言葉が少しおかしくて可笑しい。

「お前たち! 誰に物を言っているんだ!」
アレックス様が怒りを向けてくれるのを、嬉しく思いながらも、それを私は制した。
そして、私は凛として父たちに向き直った。

「お久しぶりです、お父様。お元気そうで何よりです。」
これでもかと見事にカーテンシーをすると、父が目を見開くのが分かった。

「何と言った?」
「ご自分の娘だった人間の顔もお忘れですか? ソフィアも久しいですね。」
そう言って、義母とソフィアを見る。
驚いて何も言えない三人に、私は言葉を続けた。
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