辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
「だって、これアレックスさんでしょ?」
最後の言葉に頭を殴られた気がした。まさか、アレックスが王太子殿下? 嘘でしょ? そしてソフィーと結婚?
描かれていた人を見れば、確かにアレックスで、髪も瞳も表情も私の知っている人だった。
「おかーたま」
かなり呆然としていたのだろう、私はアンネの声に我に返る。ロゼも心配そうに私を見ていた。
「ごめんなさい、違ったの? 余計な情報を伝えただけだった? てっきり知っているとばかり、だから私に内密に頼んだのだと思ったの」
その目の前の紙をすぐにポケットに戻すロゼに、私は笑顔を作ろうと思うも無理だった。
「いいの、気にしないで」
それだけを言うと、私は立ち上がった。隣で無邪気に笑うアンネを見つめる。
この子は王族の血を引いている。
魔力が異様に高いことも、言葉が早いことにも納得がいった。
最後の言葉に頭を殴られた気がした。まさか、アレックスが王太子殿下? 嘘でしょ? そしてソフィーと結婚?
描かれていた人を見れば、確かにアレックスで、髪も瞳も表情も私の知っている人だった。
「おかーたま」
かなり呆然としていたのだろう、私はアンネの声に我に返る。ロゼも心配そうに私を見ていた。
「ごめんなさい、違ったの? 余計な情報を伝えただけだった? てっきり知っているとばかり、だから私に内密に頼んだのだと思ったの」
その目の前の紙をすぐにポケットに戻すロゼに、私は笑顔を作ろうと思うも無理だった。
「いいの、気にしないで」
それだけを言うと、私は立ち上がった。隣で無邪気に笑うアンネを見つめる。
この子は王族の血を引いている。
魔力が異様に高いことも、言葉が早いことにも納得がいった。