辺境に追いやられた伯爵令嬢は冷徹な王子に溺愛される
「取っておいたから渡そうと思って」
そう言うと、ロゼは静かにポケットから一枚の紙を取り出した。
「王都で配られた新聞よ。頼まれたでしょ? 誰が婚約したかどうかって」
そうだ、ソフィーではないことを確認したくて、頼んだことを思い出す。
そこには大きく「婚約」と書かれていて、立派な王家の紋章の入ったマントを羽織った人が描かれていた。
【第二王子アレックス殿下と、サバティーニ家伯爵令嬢ソフィアネッタ様】
その文字に背筋が凍るかと思った。そこには紛れもなくソフィーの名前があり、王族との婚姻までこぎつけた両親に尊敬の念すら覚えた。
「ねえ、気になっていたことって……」
ロゼは周りを確認したあと、小声で私に問いかける。
「この髪色と瞳の色、そして名前。フェリーネは知っていたの?」
ソフィーのことばかり気にしていた私だったが、ロゼの言葉の意味がわからず彼女を見た。
そう言うと、ロゼは静かにポケットから一枚の紙を取り出した。
「王都で配られた新聞よ。頼まれたでしょ? 誰が婚約したかどうかって」
そうだ、ソフィーではないことを確認したくて、頼んだことを思い出す。
そこには大きく「婚約」と書かれていて、立派な王家の紋章の入ったマントを羽織った人が描かれていた。
【第二王子アレックス殿下と、サバティーニ家伯爵令嬢ソフィアネッタ様】
その文字に背筋が凍るかと思った。そこには紛れもなくソフィーの名前があり、王族との婚姻までこぎつけた両親に尊敬の念すら覚えた。
「ねえ、気になっていたことって……」
ロゼは周りを確認したあと、小声で私に問いかける。
「この髪色と瞳の色、そして名前。フェリーネは知っていたの?」
ソフィーのことばかり気にしていた私だったが、ロゼの言葉の意味がわからず彼女を見た。