Cinderella ~これが私のシンデレラストーリー~
それでもやっぱり時は流れる
私のバスよりこーくんの終電の方が早くて
私が先にこーくんを見送る

これがまたえぐられる辛さ

何度も何度も振り返ってくれるし
バイバイの前に
「またすぐ大阪行くから。泣かないで笑ってバイバイしような!お別れじゃないやろ?悲しくない!」
ってこーくんは言ってくれ泣かない約束をした

けど、どんなに頑張っても涙がただれ落ちる
あんなに大きな東京駅で号泣してるのは
はずかしすぎるけど、そんなこと構ってられないぐらい寂しくて涙が止まらない

ほんの30秒前まで横にいた人はもう見えない

2分前まで一緒に歩いてた道を1人で歩いて戻る
私もバス停を探さないと行けない

駅から遠いのか近いのかもわからない
地図も読めないのになんとかギリギリ時間に間に合い辿り着いた
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