私の秘密
龍聖
龍聖

那「絶対に話すなんかあり得ない。」
ガチャバタン
そう言って出てった。

凛「あ!那奈ちゃん!」
ガチャバタン

冬「凛も行っちゃったな。」

四「ねぇ。なんでこうなったかよく教えて。」
そう、あの時冬季は
那奈の母、里明と仲が悪いから話した方がいいか話さない方がいいか揉めてるとしか伝えてない。

慶「あぁ。そうだね。那奈ちゃんのお父さんは車にぶつかりそうなところを庇ったから死んだ。それで、那奈ちゃんのお父さんは最後に幸せになれって言った。だから那奈ちゃんはちゃんとしようとした。けど、那奈ちゃんのお母さんは那奈ちゃんを責めたり暴力を振るったりした。だから那奈ちゃんはお母さんを嫌いになった。けど那奈ちゃんのお母さんは今は優しくなって、那奈ちゃんがお母さんを嫌いになったのは自分だと責めてて悲しそうだから、春季は幸せに今こそなってほしいからちゃんと話した方がいいって言って、争ってたの。わかった?」

四「うん。でも、悲しそうだったのはたしかだよ。たしかに自分を責めてた。でも、すぐに母嫌いを直せって言われたら辛いんじゃない。」

季「でも、僕は、辛いかもしれないけど、悲しそうだったから、少しずつ話していけばいいと思うよ。」

変わって

話す側
春季、冬季、慶、季四

話さない側
那奈、凛、夏季、秋季、四季

そうして、龍聖は悩んでいた
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