クビになった聖女ですが、嫁ぎ先で真の力が目覚めたので第二の人生は幸せです なぜか辺境竜騎士様の溺愛が止まらないのですが!
「その、私も、今日は一緒に連れて行ってくださってありがとうございます。子供たちから素敵なプレゼントもいただけて、本当に嬉しかったです」
 彼女の言っている素敵なプレゼントとは、子供たちからもらった花冠と花束のことだろう。

「レーニスは、子供が好きなのか?」
 思わずデーセオはそう聞いていた。その言葉には、もちろん裏心が満載であるのだが、レーニスはそれには気付かない。

「そうですね。子供たちと接していると、とても元気になるような気持ちになります」

「子供は元気だからな。子供たちから元気をとったら、ただの五月蠅いガキだ」
 デーセオのその言い方が面白かったので、レーニスはぷっと笑った。口は悪いけれど、子供たちには元気でいて欲しいというデーセオの願いなのだろう。

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