クビになった聖女ですが、嫁ぎ先で真の力が目覚めたので第二の人生は幸せです なぜか辺境竜騎士様の溺愛が止まらないのですが!
「何か、よくないお知らせだったのでしょうか」

 デーセオの状況からレーニスが察することができるのは、そのくらいのこと。もしかして、戦争が始まるとか、最悪な想像というものがレーニスの頭を横切っていく。

「まあ、よくない知らせというか。面倒くさい知らせというか」
 恐らく後者がデーセオの本音なのだろう。それを聞いて、ほっとレーニスは息を吐く。

「旦那様は、面倒くさいことがお嫌いですものね」
 レーニスの言葉を耳にした執事のジョナサンもぷっと表情を崩した。鉄仮面をかぶるようにと訓練されているジョナサンでさえも、その二人が微笑ましくて、ついつい鉄仮面を落としてしまったらしい。

「それで、どのようなお知らせだったのでしょうか」

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