クビになった聖女ですが、嫁ぎ先で真の力が目覚めたので第二の人生は幸せです なぜか辺境竜騎士様の溺愛が止まらないのですが!
聖女様が握ってくださる両手はとても温かい。だけど、心臓は激しく振動し、手足は震え、力を抜けば倒れそうになるくらい一気に体温が下がったような気がした。
「不適格、ですか?」
レーニスは、聖女様を見上げることなく、その触れられている手を見つめながら尋ねた。
「はい。不適格です。今をもって、聖女候補を解きます」
ざわざわとレーニスの後方が騒がしくなる。そりゃそうだ。何しろ聖女候補の一人がその役を解かれるのだから。
聖女候補でなくなったら、ただの一般人。
聖女様が次の聖女様を選ばれる時までに聖女候補として残っていることができたのであれば、また違っていた。そのまま聖女候補だったという身分が有利に働く。何しろ聖女様に選ばれなかっただけで、聖なる力を備えているのだから。
「不適格、ですか?」
レーニスは、聖女様を見上げることなく、その触れられている手を見つめながら尋ねた。
「はい。不適格です。今をもって、聖女候補を解きます」
ざわざわとレーニスの後方が騒がしくなる。そりゃそうだ。何しろ聖女候補の一人がその役を解かれるのだから。
聖女候補でなくなったら、ただの一般人。
聖女様が次の聖女様を選ばれる時までに聖女候補として残っていることができたのであれば、また違っていた。そのまま聖女候補だったという身分が有利に働く。何しろ聖女様に選ばれなかっただけで、聖なる力を備えているのだから。