棗くんからは逃げられない
せめてもの抵抗で棗くんの瞳から目を逸らす


「せーんぱいー」

「っ!!ぅ……」

下唇を、なぞられた


ぶわっと体に電気が走ったような感覚がした


「ね、教えてよ先輩」


ズルい…


「っ……た、だモヤモヤしたんですっ…棗くんが髪染めて、いつもより女の子にっ囲まれてたからっ…」

この状況に我慢ができず口にする


最高に真っ赤であろう顔

ふと、顎から棗くんの指が離れた


そして、なぞるように動き、頬を包まれた

< 139 / 241 >

この作品をシェア

pagetop