地蔵くん、笑って、歌って、恋して!
陽葵side



ずっと下を向いて震えている千景の言葉が
止まってすぐ私は千景を抱きしめた



千景『陽葵さん』


陽葵「ん?」


千景『あの時の事覚えてますか?』


陽葵「うん、あれが千景だったとは思わなかったけど覚えてる」


しおり「え?」


千景『あの時の白いワンピースの女の子は陽葵さんですよね』



あの日を忘れた事は無い



家のベランダから見える海が好きで
夜よく眺めていた




いつものようにその日も眺めていたら
何もかもを諦めたような
そんな姿の男の子がいた




気づいたら外に出ていっていた





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