地蔵くん、笑って、歌って、恋して!



ブーブーブー


誰かの携帯が鳴り
皆が自分の携帯を確認する



遥輝「俺のだ
ごめん、電話出てくる」


丈翔「ん、いってら」



慌てて出ていったのか
扉が少し開いたままになっていて
微かにメロディーが聞こえてきた



千景『あ、これluceの新曲だ』


蒼太「千景知ってるんだ
お店でどんな歌流していいか分からなくて
アンケート取ってたらluceってグループが
凄い名前あがっててさ」



これサービスね、可愛いパンケーキを
持ってきてくれた蒼太さんが言う




千景『知ってるも何も僕凄い好きだよ』


蒼太「へぇ、まあ俺も聞いて上手だなって思ってた」


千景『でしょでしょ!
特にボーカルの人の声がもうズルいんだよ』


丈翔「ずるいって?」


千景『ん〜普通の人じゃ出せないような
なんて、言うんだろう、その人個人の特徴的な声で真っ直ぐで言葉じゃ表せないよ!』


遥輝「また、千景が何か興奮してるし笑」


陽葵「あ、おかえり〜」


しおり「皆食べないから私もう全部食べちゃうからね」


と、すごい勢いでパンケーキに
かかるしおりを皆で止めて食べた




しおり「本気で蒼太さん天才」


千景『叔父さん料理上手なんだよ』


陽葵「また来よう」


丈翔「俺毎日来たい」


遥輝「俺も部活がなければなあ」


千景『いつでも来て!待ってる!』







< 83 / 248 >

この作品をシェア

pagetop