偽装結婚の行く末
翌日、女子会向けのキレイめの服装に、清楚系なメイクをして、臨戦態勢で待ち合わせ場所に到着した。
するとスマホに通知が1件。
昨日女子会するからって連絡先交換した遠藤さんからだ。
着きましたって連絡来たけどどこ?
それらしき人はいないんだけど。
キョロキョロしていたら、すれ違ったはずの女性に肩を叩かれた。
「白井さん、こっちですよ」
「……はぁ?」
あたしが素っ頓狂な声を上げるのも仕方ない。
だって絶対遠藤さんとは違うタイプの美女に呼び止められたから。
「もしかして……遠藤さん!?」
「どーも」
待って、誰この人。
長い黒髪をゆるく巻いた、目元を強調した少し強そうな見た目のメイクの美人。
……よくよく見たらパーツの配置が遠藤さんだ。
やば、えっぐい化粧映えしてんだけど!
ちょっと待って理解が追いつかない。
なにそのギャップ。