偽装結婚の行く末
昴の口から出る言葉、全部が嬉しくて。
嘘みたい、どうか夢なら覚めないで。

昴にギュッと抱きつくと、そのままやんわりソファに押し倒された。


「……するの?」

「嫌だ?」

「……すっぴんだし、泣いてブサイクだから嫌だ」

「そんなの関係ねえよ、もう勃ってる。
溜まってるしもう無理、あろうことか昨日美優寝たし」

「……ごめんね」

「いいよ、今から楽しませてもらう」


顔を近づけられて、昨日みたいな深いキスをした。
歯列をなぞられるたびにゾクゾクする。
やだ、下腹部がうずいて変な感じ。

昴はキスをしながら器用に服を脱がす。
改めてあたしの裸を見た昴はうっすら笑った。


「いい身体」

「おっさんみたい」

「あ?」

「んッ……」

「へえ、かわいい声」


胸の先をやんわりつねられて声が出てしまった。
昴は満足そうな顔をして自分も服を脱ぐ。

素肌で抱き合いながらキスをする。
昴、キスするの好きなんだ。あたしも好きだから嬉しい。
でも身体の疼きに我慢できなくて初めて自分から「触って」と懇願した。
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