放課後、私はいつもの場所で

通学路を歩む2人は、ずっと無言だった

「…ねえ、國谷くん」
「なに、柏木さん」
「私、やっぱりリオにはソフトテニスを続けて欲しいんだ。悲しいことがあったけど、だけど、自分の好きなことまで手放して欲しくない。そこは、躑躅さんと同じだよ」
「柏木さんの言うことも間違ってないけど、部外者があまり首を突っ込むのも違うと思うよ」
「や、やっぱり、そうなっちゃうよね…」
「俺だって、力になってあげたいけど、だけど今回のことについては家族の問題だ。俺たちが首を突っ込みすぎたら、今度はリオが壊れる」
「………」

どうやったら、リオを助け出せるんだろう…
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