君に酔いしれ
君の家を出る






黒縞家を出て、まっすぐ5分程歩くと…
シックな3階建ての大きなお家が見える。


朱音の家だ


あんな感じでいきなり出てきちゃったから
スマホも財布も何も持ってない私。


朱音に頼るしか他ない!


私は迷わず、すぐインターホンを押す。


数秒程待つと …


『え!?……癒結っ!?』



モニター越しに私の姿を確認したであろう朱音の声がインターホンを通して聞こえた。



「あ、夕飯時ごめん
今日泊めてほしい…な?…ぁはは」


『……はぁ?!?』


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