.゚・*.ツインレイ.゚・*.♪。*.唯一無二の魂の片割れ .*.゚・*.~再会~
「……俺」
あなたが、強く激しく決意を固めたような声を発した直後、あなたのスマホが震え咄嗟に身を起こした。
「……どうぞ」
緩んだ腕から素早く離れ門扉へと歩くと、後方から大きな溜息が漏れてきた。
やや不機嫌な声に耳を傾けるとヒロさんからのようで、ふと絢との会話を思い出した。
「……ヒロさんだった」
「そういえば絢、少し前に凌君怒らせた?」
「……」
フリーズ姿に事実と確認。
「別にいいの。絢が、怒らせるのも凌君が怒るのも意外で」
フリーズ後に目をそらせ罰の悪い顔する姿に明らかに突っ込まれたくないと察知し、一方的に話を終わらせた。
「超痛いとこ突かれてさ」
「……何て?」
「……気になる?」
あなたは、私の元に歩きながら得意のからかい眼を見せた 。
「今から俺ん家来るなら話すよ」
「……私が、絡んでるのよね? 行きましょう」
更に勝ち誇り顔で見下ろされ、つい悔しくてそう口走った。
「へぇ~大歓迎。でもこんな夜中に寂しい独身男ん家にノコノコ? ……マジ押し倒されても文句言えねーよ?」
「……」
次は、私が完全フリーズ。
車内の記憶リターンに一瞬で頬が炎に包まれ背を向ける。
「ハイ、お疲れ~。お休み」
そして背中を門扉の先へ押し出された。
でもまだ傍にいたい気持ちが勝り切なさ満載であなたを見上げると、あなたは強く真っ直ぐ見つめ返してきた。
「……そんな顔されると……マジ連れて帰りたくなる」
「……」
連れて行って……喉まで出かかるけれどとても言えない。
でもこんな風に想うの初めて……初めてなの。
「すっぴん以上に無防備すぎ」
手を伸ばし私の背骨を指でつーっと下に辿られノーブラを思い出した私は、再沸騰した頬を隠し焦って背を向けた。
やだ……気付かれてたなんて恥ずかしすぎ!
しかもスッピンだった……。
「本があって良かったような残念のような……あーもうヤバい! 入って」
また両肩をトンと押されても、まだどうしようもなく傍にいたい想いに支配され足が根付いたように動けない。
「入るの見届けないと心配で帰れない……マジでさらうよ」
……さらって……お願い。
「風邪引くよ。……またね」
二度目の別れの言葉にまた寂しさが津波の如く襲い掛かり振り返った直後、あなたの傾いたくっきり二重の美しい瞳が近付きほんの少しだけ唇が重ねられ時が止まった。
「……お休み」
一言だけ落としサッと門扉を閉め、あっという間に公園駐車場の車に乗り込み目も合わさず走り去った。
私は、その様子を唇に指先を当てたまま呆然と見送った。
……キス……された。
……喜んでいい?
ただ雰囲気に流されて?
そんな人じゃないと期待に胸が膨らむ。
その答えを知りたくて門扉の先へ飛び出すが、テールランプの赤い灯りがどんどん闇夜に吸い込まれて行くのをただ見送るしか出来ずにいた。
あなたが、強く激しく決意を固めたような声を発した直後、あなたのスマホが震え咄嗟に身を起こした。
「……どうぞ」
緩んだ腕から素早く離れ門扉へと歩くと、後方から大きな溜息が漏れてきた。
やや不機嫌な声に耳を傾けるとヒロさんからのようで、ふと絢との会話を思い出した。
「……ヒロさんだった」
「そういえば絢、少し前に凌君怒らせた?」
「……」
フリーズ姿に事実と確認。
「別にいいの。絢が、怒らせるのも凌君が怒るのも意外で」
フリーズ後に目をそらせ罰の悪い顔する姿に明らかに突っ込まれたくないと察知し、一方的に話を終わらせた。
「超痛いとこ突かれてさ」
「……何て?」
「……気になる?」
あなたは、私の元に歩きながら得意のからかい眼を見せた 。
「今から俺ん家来るなら話すよ」
「……私が、絡んでるのよね? 行きましょう」
更に勝ち誇り顔で見下ろされ、つい悔しくてそう口走った。
「へぇ~大歓迎。でもこんな夜中に寂しい独身男ん家にノコノコ? ……マジ押し倒されても文句言えねーよ?」
「……」
次は、私が完全フリーズ。
車内の記憶リターンに一瞬で頬が炎に包まれ背を向ける。
「ハイ、お疲れ~。お休み」
そして背中を門扉の先へ押し出された。
でもまだ傍にいたい気持ちが勝り切なさ満載であなたを見上げると、あなたは強く真っ直ぐ見つめ返してきた。
「……そんな顔されると……マジ連れて帰りたくなる」
「……」
連れて行って……喉まで出かかるけれどとても言えない。
でもこんな風に想うの初めて……初めてなの。
「すっぴん以上に無防備すぎ」
手を伸ばし私の背骨を指でつーっと下に辿られノーブラを思い出した私は、再沸騰した頬を隠し焦って背を向けた。
やだ……気付かれてたなんて恥ずかしすぎ!
しかもスッピンだった……。
「本があって良かったような残念のような……あーもうヤバい! 入って」
また両肩をトンと押されても、まだどうしようもなく傍にいたい想いに支配され足が根付いたように動けない。
「入るの見届けないと心配で帰れない……マジでさらうよ」
……さらって……お願い。
「風邪引くよ。……またね」
二度目の別れの言葉にまた寂しさが津波の如く襲い掛かり振り返った直後、あなたの傾いたくっきり二重の美しい瞳が近付きほんの少しだけ唇が重ねられ時が止まった。
「……お休み」
一言だけ落としサッと門扉を閉め、あっという間に公園駐車場の車に乗り込み目も合わさず走り去った。
私は、その様子を唇に指先を当てたまま呆然と見送った。
……キス……された。
……喜んでいい?
ただ雰囲気に流されて?
そんな人じゃないと期待に胸が膨らむ。
その答えを知りたくて門扉の先へ飛び出すが、テールランプの赤い灯りがどんどん闇夜に吸い込まれて行くのをただ見送るしか出来ずにいた。