.゚・*.ツインレイ.゚・*.♪。*.唯一無二の魂の片割れ .*.゚・*.~再会~
GW女子会
GW初日の正午。

久々に絢と玲と三人での女子会は、某ホテルのGW期間限定仕様のビッフェで開催。

玲の大好きな苺スイーツを主に軽食も充実したメニューで、肉好きの絢はシェフが目の前で焼くステーキを楽しみに来た。


「あ~苺スイーツ最高!」


玲は、苺タルトを頬張りほっぺが落ちそうな顔を見せた。


「しかし絢って顔に似合わず肉食女子」


「玲は、完璧肉食と思いきや意外なスイーツ女子。健康志向のかおりは、安定のサラダからね」


絢は、からかい眼の玲に反撃後、二人の笑顔を見てサラダを食べる私に笑って言った。

更に皆好きな物を好きなだけ食べまくり、満足の溜息を合図にしゃべくりタイムへ。

玲、絢が近況を報告し二人の視線が私に集中した。

……凌君との深夜のことはまだ秘密。


「私は……特に何も」


「純とは?」


玲の質問に絢が相槌を打ち、何もと首を振った。

あれから一週間全く連絡なし。


「はっきり断ったしもう完無視で良くない?」


思い切り呆れ眼の玲の言葉に絢も思い切り頷いた。


「最後だけは、逃げたくない。 納得してくれるまで何度でも断るつもり。フットサルもしばらく休もうかと」


彼女のフリも限界だし凌君も超繁忙期のヘルプで休むって言ってたし。


「その優しさに付け上がってまた無理難題言ってこない? もう皆で袋にして強制終了は? 」


玲は、身を乗り出し強い口調で言った。


「ダメ! 基本二人で解決すべき。緊急事態以外見守るの。第一無駄に決まってる。先週だって玲達の介入が無理難題の火種かもしれないしかおりも甘え過ぎ。二人が介入すればもっと面倒になるくらい予測出来たよね」


でも絢に強くダメ出しされ不貞腐れた顔で背もたれにドン!

私も痛いところを突かれ身を縮める。


「ごめん、もう余裕なくて。でも玲達は、悪くないの。本当に心配して」


「そんなのわかってる。けど他人の介入一番嫌う人でしょ。藤井君もいながら何でさせたかな」


凌君にまで火の粉が飛びムッとして顔を上げた私より早く玲が口を開いた。


「凌ちには、同乗ダメだった後に相談したから関係ない。凌ちのおかげで無事保護出来たし。……絢って時にほんとドライだよねー」


「玲は、感情に流されすぎ。で、トラブルになりやすいでしょ」


……さすがの玲もこういう時の絢にはお手上げ。

絢は、"自分で撒いた種は自分で刈り取るべし"の人だから時にドライに映るけれど、いつも冷静に観察、分析しての助言だし本気で心配してくれているのは同じ。
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