本当は怖いグリム童話
私「ところがある日、ラプンツェルは魔女に「服が窮屈になってきたの」と言う」

輝一「太ったってこと?」

私「違うよ。この時ラプンツェルは、王子様の子どもを妊娠していたんだ。それを知った魔女は激怒し、ラプンツェルの髪を切って荒野に放り出してしまった。その後に男女の双子の子どもを産んだ」

沙月「荒野で出産ってすごいなぁ」

輝一「王子様はどうなったの?」

私「何も知らない王子様は、ラプンツェルに会いに行った。そして塔を登った時、そこにいたのはラプンツェルではなく醜い魔女だった。そして、ラプンツェルがここにはもういないということを告げられ、そのショックで王子は塔から身を投げてしまう」

沙月「そんなことしたら、死んじゃう!」

私「幸いにも、柔らかい草の上に落ちたから命だけは助かった。でも、地面に落ちた衝撃で王子様の目玉は二つともゴロリと落ちてしまったんだ」

輝一「目玉が取れたりするの、グリム童話大好きだな!」

沙月「嫌ぁぁぁ!王子様が!」
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