天馬くんは危険です!〜イケメン男子と政略結婚〜

そのまま私の壁となって歩いてくれた。


周りに見られないようにしてくれてるのかな。


そんな些細な気遣いに少し感動してしまう。


女の子のことよくわかってるよな……。


握られたのはやっぱり手首だけど、それだけでドキドキする。


この気持ちってやっぱり〝好き〟ってことなんじゃ。


それとも手首を繋いでるから?一時的なもの?


天馬くんの後姿を見ながら、私はずっと胸の鼓動が速いのを感じていた。


< 102 / 250 >

この作品をシェア

pagetop