天馬くんは危険です!〜イケメン男子と政略結婚〜
「ええ、ずっと彼女を探してましたから。それはあなたも知っていたでしょ?」
え……義父は知っていたの?
「わかっていたさ。……でもな、本当の娘の気持ちの方を私は後押ししてやりたかったんだよ。どうにかして君が咲の事を好きになってくれればと……」
「お父さん、私はもういいって言ってるじゃん、本当に吹っ切れたんだよってあれほど言ったのに!」
咲もそう言ってくれてるけど、天馬くんを好きだったのは本当の事だ。
実際辛そうにしてたのも知ってるから……義父がそう思うのもしょうがない。
「……だから別にちひろのことが気に食わないからやっていたわけじゃない。咲の想いを叶えてやりたかっただけだ」
「人の気持ちはそう簡単に変えられないですよ。俺はもう10年もちひろのことを想ってきたんですから、なにされたって無駄です」
嬉しいけどみんなの前でそう言われるのって照れるな……。