琉衣くんは閉じこめたい
『大人数には、絶対に勝てない』
それは、ボッチの私が
毎日感じていること。
高校の3-1の教室。
自分の席に座っている私。
「小雪ちゃん
今日も学校に来たんだ」
「闇の塊みたいな
小雪ちゃんがいるだけで
教室の空気が重くなるって
なんで気づかないかなぁ?」
私を取り囲む女子達の、きつい攻撃。
今日も私は
机の木目を見つめたまま
耐え続けている。
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