自己嫌悪
何を求めて生きてるんだろう。なんで生まれたんだろう。何回も何十回も考えて、やっとたどり着いた。ずっと探してきた、生まれた意味。それは、死ぬためだったんだ。人はいつか死ぬ。それは、絶対だ。絶対なんてないと思ってた。でも、あったんだ。おれは、死ぬために生まれたって考えた時、すっげぇ怖かった。でも、それと同時になんか安心した。死ぬのに許可なんか取らなくていいんだなって。俺が求めてた言葉は、「死んでもいいよ。」その一言だったんだ。たった一言。でも、言ってくれる人がいないから。だったら、自分で自分に言えばいいんだよ。分からない性別、女の顔、全てが嫌いだった。大嫌いな私と、そして俺という存在に終わりを告げよう。
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