離婚前夜に身ごもったら、御曹司の過保護な溺愛に捕まりました
「笑い方まで咲良にそっくりだ。本当にかわいいなあ、ふーちゃんは」

 義両親も智秋も楓花を母親似だと言うが、私は智秋に似ていると思っている。

 私に似ていたらもっと平凡な顔をしていたはずだ。

「一か月くらいずっとふーちゃんと咲良と遊んでいたいよ。三人で一緒に温泉に入ろう。布団でごろごろするのもいいな。ふたりがいたらそれだけでいいや」

 こんなにもかわいがってくれる父親がいるなんて楓花は幸せ者だ。

 智秋の迷惑になるかもしれないと考えて妊娠を黙っていたが、楓花のためには言った方がよかったのだろう。

 もう一度結婚しようと言われたときに素直に受け入れて正解だった。

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