離婚前夜に身ごもったら、御曹司の過保護な溺愛に捕まりました
「あなたに知られてないならまだまだです。最近、旅館じゃなくて俺のプライベートばっかり取材するから控えてたけど、また積極的に引き受けた方がいいかな。いろんな方にうちを知ってもらいたいですから」

 自分の旅館を愛する若旦那として、百点満点の回答だ。

 だからなんだか、うさんくさい。

 どうしてこんなふうに思うのかはわからないが、見た目通りの人物ではないような気がする。

「若旦那さんも大変なんですね。旅館の経営だけじゃなくてそういった仕事もするなんて」

 お守りはまだ見つからない。

 でも、しばらく見つからなければいいと思った。

< 22 / 235 >

この作品をシェア

pagetop