離婚前夜に身ごもったら、御曹司の過保護な溺愛に捕まりました
 ひとつの家にふた世帯がいることを言うはずだが、この家は単純に二軒の家が繋がっている状態だ。

 旅館に近い母屋が義両親の住む家で、それより奥にある別棟が智秋の家である。

 庭園に面した外廊下がそれぞれの家を繋いでおり、景色を楽しみながらお互いの家を行き来できる。雨の日でも不便がないよう廊下には屋根がかかっていた。

 私たちがこれから生活する家は母屋よりもひと回り小さい。母屋と違って二階建てなのを考えると、むしろこちらの方が部屋数が多く広いかもしれなかった。

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