首取り様1
佳奈と美樹は顔を見合わせて頷きあった。
「店員さん来ないな」
すぐに来てくれるものと思っていた店員がなかなか姿を見せなくて明宏はつぶやく。
もう1度オーダーコールを押すと、店内にはチャイム音が虚しく響いた。
「ねぇ、なんだか静かすぎない?」
佳奈は顔をしかめて呟いた。
真夜中のファミレスとはいえ、店員の姿はあるはずだ。
だけどさっきから誰の姿も見ない。
入ってきたときも、自分たちで適当な席に座ったのだ。
その後15分ほどは店内にいるけれど客も店員も、はては窓の外を歩いている人影も見えない。
それに気がついた時、佳奈の体に寒気が走った。
ここは自分のよく知っている街だけれど、同時に知らない街のような気がしたのだ。
両手で自分の体を抱きしめて誰もいない店内を見回す。
「店員さん来ないな」
すぐに来てくれるものと思っていた店員がなかなか姿を見せなくて明宏はつぶやく。
もう1度オーダーコールを押すと、店内にはチャイム音が虚しく響いた。
「ねぇ、なんだか静かすぎない?」
佳奈は顔をしかめて呟いた。
真夜中のファミレスとはいえ、店員の姿はあるはずだ。
だけどさっきから誰の姿も見ない。
入ってきたときも、自分たちで適当な席に座ったのだ。
その後15分ほどは店内にいるけれど客も店員も、はては窓の外を歩いている人影も見えない。
それに気がついた時、佳奈の体に寒気が走った。
ここは自分のよく知っている街だけれど、同時に知らない街のような気がしたのだ。
両手で自分の体を抱きしめて誰もいない店内を見回す。