僕が生きた証
「他にも絵ある〜?」
「あるけど…」
「見たい!」
「しょうがないな〜特別だぞ」

特別…
私だけってことかな…
そうだったらいいな

「わぁ、やっぱ優はすごいね…」
「大したことないって笑」
「あるよ!大あり!」
「やめてよ笑」
「風景ばかりだね。人は描かないの?」
「描いてみようとは思ったんだけどうまく描けなくて…」
「優でもそんなことあるんだ…」
「あるよ、人間だもん笑」


「あ、この人の絵綺麗だね」
「あぁ、」
「彼女さん、とか?」
「いや、俺の姉だよ」
「お姉さんいるんだ!どんな人なんだろ〜会ってみたいなぁ〜」
「…会えないかな笑」
「え〜?遠くにいるとか?」
「まぁ、そんな感じかな」
「へぇ〜そうなんだねっ」
「うん」

優があの時みたいにまた寂しそうに笑った
お姉さんの事で何かあるのだろうか
もしかしたら聞いちゃいけない事だったのかもしれない「私そろそろ帰るね」
「あ、分かった」
「長居しちゃってごめんねっ!」
「大丈夫だよ。また来てね」
「分かった!またねっ」
「またね」

また来てって言われちゃった!
また行ってもいいってことだよね
いつ行こうかな〜

「お邪魔しました〜」


「あら、奈々ちゃん帰るの?」
「はい!お邪魔しました!」
「奈々ちゃんは優の彼女なの?」
「えっ!?いや、あの、違います!」
「あらやだ、そんなに慌てなくたっていいじゃないの笑」
「え、あ、すみません!?」
「ふふっ、これからも仲良くしてちょうだいね」
「はい!分かりました!」

笑ったところ似てるなぁ…
じゃなくて!
バレてないよね!
私が優のこと好きだってこと!
バレてないといいけど…
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