真面目な私は、チャラい彼に溺愛されてるみたいです。

「えっ! お母さん?」

家に着いて目に入ったのは、本当はあるはずのない母の靴。


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母は、デザイナーをしている。

母が立ち上げたブランドは1ヶ月前、大流行りして、東京に会社を立ち上げ急に社長になることになった母は、最近は東京で暮らしているため家がある大阪に帰ってこないことが多い。

嬉しい事なんだけどね。
私だって母の夢がかなって嬉しい。

父は、外国で働いている。


そのため、私はここ一か月一人暮らしをしているわけ。

母について行く選択肢もあったけど、高校があるので流石にに放っておくわけにもいかないし。


だから、急に母が家に来たことに驚きを隠せない。

丁度一昨日、

『忙しいから、あんまり帰れそうにないかも。ごめんね。』

とメールが来たところだし。
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