首取り様4
大輔は転倒した地蔵の前にたち、その首に刀を伸ばす。
地蔵は瞬時に再生された足で立ち上がろうとしたが、少しだけ遅かった。
大輔の持っていた刀は柔らかいものでも切るように地蔵の首にスッと入っていくと、そのままスパッと切り離していたのだ。
地蔵の目が一瞬光りを宿した。
それは大きく見開かれて大輔を見つめる。
そして最後に微笑むと、男の顔だったそれはどこにでもある地蔵のものに変化していた。
人と同じだけの背丈だった体は元の大きさに戻り、ゴロンと転がっている。
「……これで成功したのか?」
大輔の言葉に誰も返事ができなかった。
地蔵は地蔵に戻ったが、頭部がどうなったのかわからない。
転がっている頭部は石が掘られたものに変わってしまっている。
「首が元に戻っているのかどうか、確認できればいいけど」
明宏がやっとの思いで言葉を出した。
だけど、確認するすべがない。
地蔵は瞬時に再生された足で立ち上がろうとしたが、少しだけ遅かった。
大輔の持っていた刀は柔らかいものでも切るように地蔵の首にスッと入っていくと、そのままスパッと切り離していたのだ。
地蔵の目が一瞬光りを宿した。
それは大きく見開かれて大輔を見つめる。
そして最後に微笑むと、男の顔だったそれはどこにでもある地蔵のものに変化していた。
人と同じだけの背丈だった体は元の大きさに戻り、ゴロンと転がっている。
「……これで成功したのか?」
大輔の言葉に誰も返事ができなかった。
地蔵は地蔵に戻ったが、頭部がどうなったのかわからない。
転がっている頭部は石が掘られたものに変わってしまっている。
「首が元に戻っているのかどうか、確認できればいいけど」
明宏がやっとの思いで言葉を出した。
だけど、確認するすべがない。