🍍俺様のオレ様によるオレサマの為の結婚




私、華枝茉穂(ハナエダ マホ)28歳
身長157cm
体重48キロ
見てくれはちょっと幼く見られても
まあ、おブスでは、無いかな~ヘヘヘ


でも彼氏いない歴イコール年齢
友達、同期、知り合いは結婚、結婚
顔見たらケッコーン
を薦めてくる。

ニワトリ🐓じゃねーつーの!!


結婚は大好きな人とスル!好きな人の子供しか産まない!"
今までは大好きな人がいなかったーの!!
と、逆ギレで通り越して来たがこんな私にも春がキタ!!来たヨ遅れて遅れてやっと来た!


そう出会いは1年前、アメリカから事業拡大の為、勤めていたアメリカの会社を辞めて日本に帰国した彼を初めて見た時!!

ベルバラか?🌹

と思う程
パァァァっと飛び交う真っ赤な薔薇を背に漫画の主人公の現れる如く私の目に飛び込んで来た。背が高く、見た事ないレベルの

イケメン✨
(ウッむ、む、胸を撃ち抜かれた🏹)
バタッ

そんな私のアンテナが ピン
と立った。

会ってスグ絶対、彼と結婚したい絶対、カレが欲しい!そう思った‼️

彼は真智田コーポレーションの
跡継ぎ真智田 泰真(マチダ タイシン)30歳

背が183か4、顔はキリリと引き締まり目は澄んだようにキレイで切れ長・・・♡
良い男どころじゃない大人雰囲気が半端無い‼️

チョー素敵♡

Wwwそう思ったのは私(茉穂)だけでは無かった。女子社員に大歓迎されている彼、落とすのは至難の技でしかない。


その日から1年、彼を思いつつ手に入れる方法を考える。
しかし、思い付かず現在に至る!

彼の周りにはボンキュッボンのモデル並の女性がワンサカしかも私より若い、歳下!!

ワンレンヘアーのグッと男の視線を集めるオネーサン系とか

可愛さバッグン、クルクルヘアーの
甘々子犬系女子が居ると思えばサッパリキッチリオフィスレディ系、
そりゃあもう彼のオフィスは花盛り!

身長小豆のチョッチー小柄な私顔はおたふくみたいなモッチリとしたほっぺ◍´ω`◍愛嬌のある顔だと自分で納得、父や母には、可愛らしいと
大絶賛"

いやいや親の話を間に受けてどーする自分の娘の可愛さに言って退ける親を沢山見てきた!



こうなったら自分磨きしか無いだろう。
彼を射止める為エステに通う28歳のホンキ見てやがれ彼に群がる小娘たちよ、私にひれ伏す日を待ちやがれ・・フオッフオッフオー

後にも先にも彼しかいない。色白七難を隠すってコトワザもあるし、前向きに考える。
ひたすら自分磨き!ヨッシャャャャー
ひたすら頑張る、磨けば石ころも丸くなる!
ツヤツヤになる!!


「へぇーそんなカッコイイんだ
茉穂の会社のン~何だっけ?」

「専務だよ!!」
茉穂は語気を強めて灰色パックをしながら言った。

大親友、華枝諒佳(りょうか28歳)は私の兄嫁、つまり義姉だ。

2人の出会いは私のマンションに遊びに来た諒佳を、兄が見初めて今年授かり婚をした。
二人とも出会った場所は、つまり私の狭い部屋のワンルームマンション
2人とも"1目惚れ状態だったとか"あーそうそう今思えば2人ともポワンという顔をしていたから聞けば納得!!

兄が母からの手料理を届けに来た時、丁度、コンビニに出かけた私の
代わりに母の料理を受け取ったのが諒佳。

ビールを抱えて帰って来た私を兄と諒佳が迎えてくれた?

(何でお兄ちゃんがまだいる?)

何時もなら忙しいとポイ置きして
帰る兄なのに・・・?
何時も妹のトコ来て面倒見てる、いい兄貴でしょ。みたいな感を醸しだしてた!!
ん?兄貴よ、今日は。忙しくないんか?何時もすっ飛んで帰るじゃん
と言いたかったが、ええカッコしー
なんだろうなーと思ったから黙っててあげた。

そりゃー兄貴の態度に不思議に思っていたよ、いたけどサ
2ヶ月経っての付き合ってるって二人並んでのまさかのーまさかの
カミングアウト
それから急ピッチで話が進んだ!

運命の出会いをすれば結婚話はトントン拍子に早い事を知った
何年も嫁なんかいらないと頑張っていた兄とイマイチ結婚迄行かなかった諒香!!が会って2ヶ月で結婚∑(๑ºдº๑)!!


諒佳は少し丸くなったお腹を撫でながら
「後悔しないように
見てくればかり見て無いで中身を確かめなくちゃ!
茉穂は恋愛経験不足だし心配だなぁー」


「ハイ✋経験ありません。
この歳迄、結婚したいと思う
相手が居なかっの!!」
茉穂は諒佳の入れてくれた紅茶を
美顔パックの穴から口をとんがらせてズーズ飲みながら呟く。
シブイ

「まぁ、結婚なんてーのは
縁だからね縁が有れば
上手く行くわよ。」

30手前で嫁に来たからか諒佳は意外と余裕な他人事、茉穂はそんな諒佳のお腹を撫でながら

「アンタ、私のおかげで
嫁にこれたんじゃん。
28歳で!!
言わば妊娠も私のおかげで
しょうが
少しはホンキ出して彼に
近ずく方法考えてヨ !! モウッ」
真剣さが足りない!!
アンタ私の義姉でしょうが💢と八つ当たり!!



「うん、それな!!
でも誕生日前だから27だよー
私27で結婚したーエヘ」
諒佳はニヤケながら

「宗次郎さんって男前だし
優しいし
もう最高の旦那様ヨねー
お礼言って置くね!茉穂アリガト」


「アーハイハイ
義妹に惚気けかヨ」

そして諒香は茉穂の頭をグルグル
回しながら言った。ヤメヤメヤメロ頭回スナ
「まあ、アンタの話は
お父様に相談しとくね!
そのウワサの彼を手に入れるならもうそれしかないでしょ!」

諒佳は任せとけみたいに
ガッツポーズ
それを見た茉穂は慌てて、諒香の手を振り払い

「あーあ、あ、あ、待って
それは最終手段
出来たら自分でアタックアタツク」

そう私の父、華枝凛太郎は華枝コンツェルンの会長、兄宗次郎が社長なのだ

この諒佳も老舗旅館のお嬢様
立ち振る舞いは見事に躾られ華奢でゆるふわロールの柔らかい髪、出るとこは出ていてナイスバディ
兄貴が呆れた一目惚れって奴も納得

兄は、昨年37歳迄独身をつらぬいていたくせに、しかも口癖が

「40迄結婚しないからな!!
男は40からが旬、マダマダ自由を
楽しみたい。」

ナーンて言ってたくせに
コロッ
諒佳に会った途端メロメロ、
だらしない兄を初めて見た‼️
あんな急変する?
イケメン社長の名は何処行った?
兄がタコみたいになっちゃったから
よーく見るとバカに見えてきた。

そんな兄をクタクタにするくらい
諒佳は綺麗だ。

私が諒佳ぐらい綺麗な和風美人ならスグ彼を落とす自信が有る。

茉穂の言う最終手段とは勿論政略結婚と見せかけて彼を手に入れる卑怯な手段!!
それだけ父は各界に力がある!

温厚で、世話やき、人望もある。
母、結莉乃もそんな父を支えるだけあって皆から慕われている。

兄の挙式に呼ぶ人数が多すぎて
海外で家族友人のみの式にした程だ結婚式の招待は難しい、後で色々あるとも限らない。
ならギリギリの人数で慎ましくやるのが一番。
でもそのせいか暖かい良い式になった。


「兎に角、彼を調べなきゃ
そんな良い男なら
女いるんじゃね~!
茉穂が後から後悔しない為にも
女絡みの身辺調査は必要だよね
わかる?」

義姉は結構な権力をもっている。
なんせ社長夫人だ!
茉穂は笑いながら言う

「分かるけどサ
兄貴の時もやったの?
身辺調査」

勿論諒香の答えは想像通り
「え、やってないよ
あの会長の息子だもの
そんな事しなくても大丈夫と思ったの!!
それに大親友の茉穂のお兄ちゃん
だもの、茉穂を見てるから
安心していたし」


「そんなもん。」


「そんなもんよ。」







「へーそうなんだ‼️」
『兄貴の女癖が悪かったのを
知らないな!
まあ。今となっては昔の話か!』



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