🍍俺様のオレ様によるオレサマの為の結婚
そして諒佳とそんな話をして二週間が過ぎましたよ、そろそろ泰真の身辺調査の結果が出る頃じゃあ なかろうか?
そんな事を考えていた。
茉穂はまだ彼に顔さえ覚えて
貰えていない!
会社の玄関先にピッカピカの
黒い車のフー〇が
止まると直ぐ人山ができる
車から降りた彼をサササササーと手早く取り囲むSP近ずく事さえ困難
チビな茉穂は人山の後ろから
ピョンピョン飛んでみるが
まーったく顔さえ見えない。
ウウウ(泣き)
こんな状態で付き合うはおろか知り合いにもなれない! こりゃあなんか手を考えねばなるまい!
そんなある日・・・
諒佳から電話があった。
丁度昼休みを狙ってかけて
来たのだろう。
「茉穂、彼は・・・チョット
やめたがいいカモ‼️」
諒香は言いにくそうに言った。
「女?」
茉穂はスグ "ぴん"と来た。
またしても言いにくそうな諒佳の声は、歯切れが悪く
「う・・・ん。
彼はね、余り女の子と付き合って
なくてね。
その代わり・・・男の人とは
・・・めっちゃ夜を・・ね
分からない?」
ガ━━━━━━━ン(꒪д꒪II
「そ、そういう事!!」
「う・・・ん。
まぁマンションはタワマン
だし警備もいるし張れなかった
みたいだけど間違い
無い・・・と思うよ。
だからさ茉穂は無理と思う。
お、男なんていっぱいいるし
まあ、気持ち分かるんだけど
それなりにショックだ・・よネ💦
いざとなったらお見合いよ
お見合い!!
アンタは華枝凛太郎の娘って
ブランド品なんだから
男なんて選び放題なんだよ
妥協する必要は無し!!」
「うん、
分かった❗」
「分かってくれた?ホッ」
諒香の張り詰めた声が急に安心したのか緩んで来た。
「うん、闘志わいてきたー
困難に立ち向かうの大好き
こんなんで諦めない!!」
「え、え、ええ〜
茉穂ホンキ?」
諒香の期待とは裏腹、茉穂はかぜん元気で多少の難は覚悟済みと言いたい様子だった。
「うん
ふんどし締め直して頑張る‼️
女の子相手じゃないなら
チョリーッス」
「おい、おい!!茉穂
彼、真智田泰真の好みの男知って
言ってんのカー!!
ビジュアル系の男子風の
めちゃくちゃイケメンなんだぞ!!」
ハアハアハア
諒佳は携帯を両手に持って
目を血ばらせて
茉穂のアホさを強調するように
叫んだ。
「だぁーってぇ
男なら子供作れないじゃーん
その点安心!
彼の子供を私が産む確率はZERO
じゃないってw事が分かっただけ
ウヒヒだよ。
頑張るぞー」
諒佳は茉穂のアホさが
呆れるほどだと
サジを投げざる負えない。
「もう、どーなっても
シラナイからね!!
宗次郎さんにも言っちゃうから!」
恋は盲目だと言う言葉が
こんなに当てはまるアラサー
がいるだろうか
そろそろホンキで嫁入り先を
見つけなきゃ
30に突入するってのに
ノンキ者メ!!
宗次郎さんに言って見合い
させるか?
ううんー、義父様に頼んだ方が
確実?
他人事ながら心配になる
諒佳は頭をフリフリ電話を切った。
クスクスクス
「どーした?大河」
会社に着くと大河の目に
飛び込んで来たのは
くるりとした髪を1つまとめに
して
「うんしょコラショ」
と幸福の木をズラズラと引っ張り
結構な太さの木の鉢植えに乗り
コッチを見ている女がいると
コショコショと耳打ちして
教えてくれた。
「は??」
俺(泰真)は振り向いてその女を
見た👀腕をまくりコッチに
大きく手を振っている。
「クスッ面白いな!」
と笑いつつ見覚えのある顔だ・・
どっかで・・・
ハッ( ⊙⊙)!!
彼女を見た途端、俺は昔から
よく見る夢を思い出した。
あの子だ茉穂、俺の元嫁
それは、その記憶は・・・
「アンタ仕事行きなよ
もう子供に食わせる飯も
ないんだよアホ。」
「うるせーお前が稼いでこいや!ボカッ」
「どうやって稼ぐのさ
これ以上
このぉー甲斐性なし!ガッン」
「黙れこのブサイクが」
「はぁなんつうたーボカッ」
「テメェやりあがったな!」
ドッタンバッタンガッンゴッン
の取り組合!!
彼女は強かった
俺は大工だったらしく
嫁らしき女をいつも叩いていた。
今で言うDVだろう。
いや嫁も俺に負けじと
仕返しして来るDVはお互い様。
毎日顔を合わせると喧嘩三昧
子供を並べてイロハニホヘト
7人はいる。
喧嘩する割には
下半身は仲が良かったのか?
「ただいまー」
嫁が帰ってきた時、風呂敷の
中には小料理屋で働く嫁が残り物をもらってくる
俺はそれが大嫌いで
俺なりのプライドがあったんだ!
嫁が帰って来ると、待ってました
と言わんばかりに
長屋を飛び出した。
未だ幼い娘や息子がいたからだ
子供の為に茉穂を・・・
遊び人と言えど子供は可愛い
子供だけには、して置けない
明るいうちは長屋のガキ同士
面倒見たり見られたり
しかし夕方にはそれぞれの家に
帰ってしまう。
だから俺がカカアが帰って
来る迄子守りを担当
男尊女卑の時代と言うものの
それは武士家庭で多く
下町のカカア達には
通用しない場所もある。
旦那をコキ使うのが当たり前
神社の社の庭の隅で花札
切りながら皆嫁の悪口で華が咲く
今度生まれてくる時は
裕福な家庭で贅沢三昧と夢を
みたものだ。
その日働いた分はその日に
使う、最低な男だ。
朝帰りは当たり前
俺は嫁がいてもかなりモテて
いた、女は取っかえ引っ変え。
飲み屋で知り合ってそのままのフルコース。
そんな俺を見かねた奴らが
それぞれのヨメにチクる
羨ましい、羨ましいと・・
そんな噂が花盛り
時代劇でよく見るオバチャン達
がたむろして俺を呆れた目で
見ていた。
「泰さん、茉穂さんが
可哀想だよ、家にお金入れなよ
又女の所にいくのかい?」
姉さんかぶりをした活きのいい
女が俺を捕まえ説教しはじめる。
あれよあれよとそうだそうだと
嫁連中に詰め寄られる。
夕食の支度か?
長屋のどこそこに女が、ショウケに野菜をいれ井戸の周りを囲んでいる。
そんな場所に出くわしても
「ババアに用はねーよ!
この、味噌っカスが!!」
と吐き捨て右に左に魚のように
白い目を交わしながら
抜けて行く!
魚を焼く臭いや
煮魚の匂いやオデンの様な
匂いもする。
それは今の俺が土日に必ず見る夢の話、多分江戸時代に遡る
隣に眠る彼女を抱きながら事を始めると何時も悲しそうな夢の嫁の顔を思い出す。
以来本気で女の子を抱けなく
なった。
あれは前世の記憶が呼び起こす
リアルな夢なのか?
「うw夢だ、そんな馬鹿な。」
俺は現実に、大河が教えてくれた
手を振る彼女を
ジッと見て
そんな事はありえない。
犬が首を振るようにブルブルブル
俺だけに見せる夢か?現実か?
袖をまくった右手に見覚えの
あるアザが見えた。
毎日手をバシッと叩いて
いたからか嫁の右手にはアザが
出来ていた。
手首の下にクッキリと
嫁は痛そうに左手で手首を
撫でていたっけ。
そして勿論叩けば
叩き返された俺の左手首にも
薄らだが蒙古斑の様な薄いアザが
ある。
ド頭に来た時は手を狙って
ブッ飛ばしていた。
この俺がDV野郎だったとは!
信じられない
でもその後は回し蹴りをくらって
伸びてしまうオレ
もし彼女が嫁の生まれ代わりと
仮定して何故又俺の前に
現れる?
本来なら避けて当たり前のはずなのに。それはアメリカの商社に
居た時も変わらず見る夢
嫌な夢のはずなのに・・・
妙に懐かしい。
「どうした泰真?」
サラサラした髪の大河は
でかい目を細めて俺を見た。
キリッとした眉は顔全体を
引き締めその顔で見られたら
嘘はつけない。
大河も何時もと違う俺の様子に
疑問を抱いたのか?
「実はな!!大河」
俺は中学生の夏頃から
時々見るリアルな夢の話を
した。
「手のアザ?
偶然だろ話聞く限り
江戸時代じゃねーの?
今は令和、ありえないサ。」
大河は目を細めて怪しむが嘘じゃない、ほんとに立て続けに見る夢だと話した
・・・バカバカしいと
思えばそれですむのか?
大笑いする大河を見てそんな気
すらしてくる。
確かに人は繰り返し生まれ
輪廻を繰り返すと聞く
ホントかウソかは死なないと
分からない。
死んで帰って来た人は居ないから
俺も頭がおかしいのかも
知れない。
「専務」
午前中の会議が終わると
大河が声をかける
大河とずっと幼少期から一緒で
アメリカの大学も一緒に
卒業した。
彼は弁護士で秘書でもある。
殆ど泰真と呼び捨てにするが
会社の閣僚の中では専務と呼ぶ。
「どうした?」
横で片付けをする美人秘書に
軽く手を上げて排除し大河の
ニヤケた顔を見る。
こんな事から俺はゲイの噂が
あるらしい。
俺が大河とLoveだって?
聞いた時はドン引き
大河は俺の隣に腰掛けて
1枚の白いコピー用紙を
俺の前に開いて置いた。
「ん?なに?」
広げられた紙を見たら
真白な紙の真ん中に
華枝茉穂28歳 企画課
と書いてあった。
写真も撮ったみたいでコピー
してあった。
「この子だろ!」
ソコには朝見かけた彼女の
はち切れんばかりの笑顔と
その姿が写しだされていた。
俺はビックリ‼️
夢で見る嫁の顔そのものだった。
俺は末恐ろしくなりそして
涙が出そうにも愛おしく
思ってしまった。
前世の恨みを今世で晴らしに
来たのか?
前世の俺達はあれからどうなった?
夢はリアルに進んでいるから
もうすぐ分かるのか?
見たいようで見たくない!
名前迄一緒
茉穂、茉穂・・・
俺は泰さんと呼ばれていた。
泰さん・・・って俺の前世の名も
泰真なのか?
偶然か?