だったら俺にしなよ
「行ってきます!!」
キッチンで洗い物をして居たお母さんに声を掛けて家を出た。
待ち合わせは駅前にある噴水の前。ここは私達が初めて出会った場所でもあるんだよね!
家から駅まで歩いて15分。約束の時間より少し早く着いちゃったけど・・・・
「美咲!!」
そう呼ばれて声がした方を見ると既に誠君が待って居てくれた。
誠君のそばに駆け寄った。
「誠君、久しぶりだね!」
「あぁ。そうだね。美咲入学おめでとう。」
そう言いながら小さな袋を差し出して居た。
「これ、入学祝い。だいぶ遅くなっちゃったけど。」
私は誠君にお礼を言って受け取った。