だって君が優しくするから。
壊れたら、もうおしまい

No side....

夜、ある男が倉庫に入っていくと、その後ろに女が立っていた――。



「案内、ご苦労さま。」



それだけ言い、とんっと音が響き、男が倒れた。



――女が倉庫に入ると、数秒前まで楽しそうな声が漏れていた倉庫からは、鈍い音と怒号が聞こえてきた...



倉庫を覗くと、中の男は、全員倒れて動けなくなっていた。



「せ、、つ、な、、、か?」
「お、まえ、が、『刹那』、か、、?」
そう、口々に言う男たちを一瞥し、


―――女は、、『刹那』は、月光に照らされた白銀の髪をなびかせ、闇に消えていった...
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