この世界で愛した君に永遠の恋をする
その日の夜私はお礼を言おうと海斗に電話をかけた。
『今日は荷物ありがとう助かった』
『おう。これからは荷物任せとけ。』
『海斗も忙しいのにごめんね』
『気にすんな。足のことだけ考えて治すぞ』
海斗は優しくそう言ってくれた。
それからも海斗との電話は続いた。
『国語の授業で文法してるんだけどさ助詞と助動詞が見分けられないんだよね』
『あ、俺も。よく分かってねえ。』
など本当に他者から見たらくだらない会話だろう。だが私からしたらかけがえのない大切な時間だった。14年間届かなかった相手。届かせようとすることすら許されなかった人。幼馴染というレッテルで近くにいた。ただそれだけでそれ以上が許されなかった相手。だから私からしたら本当に大事な時間だった。
『今日は荷物ありがとう助かった』
『おう。これからは荷物任せとけ。』
『海斗も忙しいのにごめんね』
『気にすんな。足のことだけ考えて治すぞ』
海斗は優しくそう言ってくれた。
それからも海斗との電話は続いた。
『国語の授業で文法してるんだけどさ助詞と助動詞が見分けられないんだよね』
『あ、俺も。よく分かってねえ。』
など本当に他者から見たらくだらない会話だろう。だが私からしたらかけがえのない大切な時間だった。14年間届かなかった相手。届かせようとすることすら許されなかった人。幼馴染というレッテルで近くにいた。ただそれだけでそれ以上が許されなかった相手。だから私からしたら本当に大事な時間だった。