この世界で愛した君に永遠の恋をする
世界中の女の子は恋人とお泊まりする時こうやって見えないところで努力しているのかと思うと負けていられない。
化粧水もいつもよりいいものを使い、唇も顔もパックもしいつもより少し高めのヘアオイルを塗りドライヤーをする。もちろんくしを使いながら丁寧に乾かしていった。
『奏めっちゃいい匂いする』
リビングに行くと海斗がなんの躊躇いもなく甘い言葉を言う。
『ヘアオイルの匂いだよ』
と素直に答える。
『それでも俺はすげえ好きだけど』
いつからこんなに躊躇いもなく言えるようになったのだろうか。私はまだ口に出来ていない。
10年間も好きなのに。私はまだ好きと言えていない。
『どうしたの?』
『ううん。好きだなあって』
はあ、この人はどこまでも私を混乱させる。
早く伝えたい。海斗が大好きだって。
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