この世界で愛した君に永遠の恋をする
『おー、まじか、父さん指食われたのにすげえテンションだな、』
と海斗が呟く。私もそれに連れて
『私だったらパニックで泣いちゃうかも』
と答える。2人で会話を交わしながら映画を見るのは2回目だった。
『いやまさか妹の彼氏サメの歯で死ぬとは思わなかった』
『そうだね、絶対一件落着だと思ったのに』
と2人で感想を言い合う。この時既に1時を回っていた。いつもなら時間を気にするが今日はその必要がない事が凄く嬉しかった。
『2本目見る?寝る?』
とこちらを覗き込んでいる。私はまだ寝るのが勿体ないような気がしたので、
『眠くない?私はもう一本みたい』
と答える。私は少し眠かったが海斗と過ごす時間の方が大事だったので眠いのを無視する。
『じゃあ決まりだな。次はゾンビ系とか見てえんだけどどうする?』
『ゾンビ系か、最近ドラマもしてるし私も見たい。』
それから2人で映画を探し、動画アプリで1部だけ見たことがある映画を見た。
お父さんが子供を守るために戦い噛まれてしまうと言う悲しい内容だった。その後娘と別れ娘を守るために自害するというシーンもあった。私と海斗は涙腺が緩いので泣いてしまった。せっかくマッサージしたのに目が腫れてしまうと思ったが海斗の涙があまりにも綺麗でその横顔にすっかり見惚れていた。
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