明日はきっと、晴れ。
4. 明日はきっと、晴れ。









目の前に広がるのは

ただの暗闇。


今自分が立っているのか、

座っているのか、

寝転んでいるのかもわからない。


上がどっちで、下がどっちで、
左右もわからずに


どこからきたのか
どこへ向かってゆけばいいのか



何も見えない。








普通に生活していたら、そんな世界に迷い込むことはないだろう。


どんなに雨が降り続いても、
雷が轟いていたとしても、
吹雪で前が見えなくなっても、
曇り空の日でも、



その雲の向こう側は青空が広がっていて、



いつか必ず晴れの日がやってくる。








だから信じるんだ、
明日はきっと、晴れだと。







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