俺にしときませんか、先輩。

「でも、相談ってなにすればいいの?」

「とりあえず、うちの学校って水曜日は部活ないじゃないですか」

「うん」

「だから、水曜日の放課後、ここに集合ってことでどうですか?」

「……わかった」



渋々承諾した私に、由都がにっこり微笑む。



「じゃあ先輩、よろしくお願いします」




こうして、はじまった少し奇妙な関係。

どうやら、親友の弟で後輩の由都には、好きな人がいるようです。







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