双子ママになったら、エリート心臓外科医の最愛に包まれました
「柚希さん、私がしたことは簡単には許してもられないのは分かっている。今から言うことは私のわがままな想いだが、柚希さんといつか分かり合える日が来ることを願いたい。蒼汰くんと優斗くんとも少しずつ心を通わせていきたい」

お義父さんの想いに視界が滲む。

「息子のことを支えてやってほしい。どうぞよろしくお願いします」

諦めなくていけないと思っていた蒼斗さんへの想い。まさか認めてもらえる日が来るなんて夢にも思わなかった。

胸のなかのわだかまりが春の訪れのように溶けていく。

「ふつつか者ですが、私なりに精いっぱい努めさせていただきたいと思います。こちらこそどうぞよろしくお願いいたします」

きっと心から分かり合える日が来るのは遠くないはず、そう思えた。

過去には戻れない。でも、私たち次第でこれからの未来を作り上げていくことはできる。

だから今まで以上に息子たちに愛情を注ぎながら日々を大切に生きていこう。

もう後ろは振り返らない。

さよなら、臆病な私。

今日がまた新たなスタート。

きっと未来は明るいはず。

そう信じて、前に進むのだ。
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