双子ママになったら、エリート心臓外科医の最愛に包まれました
***

それから数日後、私は両親に会わせたい人がいるから時間を作ってほしいと伝えた。

私の言葉にふたりは一瞬、驚いたような表情を浮かべたが、時間を作ることを了承してくれた。

母はすごく嬉しそうにあれこれと話を聞いてきたが、父はどこか複雑そうだった。母はきっと温かく迎えてくれそうだが、父は頑固な一面があるためとても心配だ。

ザワザワと心が落ち着かない日々を過ごしたここ二週間あまり。ついに蒼斗さんと両親を会わせる日がやってきた。

「ソワソワしてるな」

「父の反応が気になって」

両親に会わせる前にふたりで軽くミーティングをしようと最寄り駅の駐車場で待ち合わせをして、そこで蒼斗さんの車に乗り込んで実家に向かっている途中だ。

「蒼斗さんは緊張しないんですか?」

「していない。と言いたいところだが、さすがに緊張している。でもこれが柚希と蒼汰くんや優斗くんと家族になる一歩だからな。俺なりに気持ちを伝えたいと思っている」

彼はふわりと笑い、ミラー越しに私を見る。
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