兄の子を妊娠しました。でも私以外、まだ知りません 〜禁断の林檎を残せるほど、私は大人じゃないから〜
5.エピローグ
ねえ神様。
教えてください。

あの2人は
何故死んだのですか。

何故あの2人が死んだ日に
この子が生まれたのですか?

これは、神様からのプレゼントですか?
それとも、禁忌を破った
私への罰ですか?

だけどごめんなさい。
私は禁断の林檎を
我慢できるほど
大人ではありません。

アダムとイブが
かつてそうしたように
私も欲しかったのです。

神様。
どうか、赤ちゃんにだけは
罰を与えないでください。

お願いします。
どうか、お願いします。
そのためなら私は
どんな罰でも受けますから。
< 136 / 136 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:4

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

君のため、最期の夏を私は生きる

総文字数/6,305

恋愛(純愛)7ページ

表紙を見る
表紙を見る
表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop