絶体絶命の転生ライフ、カタブツ騎士団長の溺愛にたじたじです ~追放された子猫は愛妻にジョブチェンジ!?~
わたしは騎士団を目前にして、結構満身創痍になっていた。実をいうと、ここ最近あまり体調がよくなかった。いつも体が重く、怠くてしかたないのだ。
そこにきての長距離移動は、正直なかなか堪えた。
……ぅうっっ、怠いし足はくたくた。ついでに喉はカラカラで、お腹だって減った。
こんなことなら、せめて朝ご飯を食べてから来るんだった。
――ガタガタガタッ。
その時、石ころを巻き上げながら、わたしの横を一台の馬車が通り過ぎていく。
あれ? 後部座席の車窓からチラリと見えた人物に、わたしは見覚えがあった。
思わず足を止め、コテンと首をかしげる。
今のってたしか……あ! 森から王都に向かう部隊で一緒だったグレスって人だ!
彼は屈強な体躯の部隊員たちの中にあって、ひとりだけひょろりとして弱そうな見た目をしており、今でもよく覚えていた。しかも彼からは、どことなくわたしを虐めていたヤマネコたちに通じるものを感じ、あまりいい印象がなかった。もっとも、これは極めて個人的な意見だが。
そこにきての長距離移動は、正直なかなか堪えた。
……ぅうっっ、怠いし足はくたくた。ついでに喉はカラカラで、お腹だって減った。
こんなことなら、せめて朝ご飯を食べてから来るんだった。
――ガタガタガタッ。
その時、石ころを巻き上げながら、わたしの横を一台の馬車が通り過ぎていく。
あれ? 後部座席の車窓からチラリと見えた人物に、わたしは見覚えがあった。
思わず足を止め、コテンと首をかしげる。
今のってたしか……あ! 森から王都に向かう部隊で一緒だったグレスって人だ!
彼は屈強な体躯の部隊員たちの中にあって、ひとりだけひょろりとして弱そうな見た目をしており、今でもよく覚えていた。しかも彼からは、どことなくわたしを虐めていたヤマネコたちに通じるものを感じ、あまりいい印象がなかった。もっとも、これは極めて個人的な意見だが。