愛しき人
慌てて手を前に出して
彼女の言葉を止める僕。

『待って待って!聞かないで!
もうこれ以上聞かないで!
僕の中に入ってこないで!
いや、入っていいんだけど・・・
汚すぎる!!
もうこれ以上無理なんだ!
嫌われたくない・・・。』

「私が稜ちゃんを嫌う?
そんなことないよ!」と彼女。

『そんなことあるよ!
だって知らないでしょ?
僕がどれだけ汚いか?
見たことある?
ないでしょう?!
勝手に入ってこないで
そんな権利ない!!』

彼女を傷つけてしまった・・・。
< 42 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop