【完結】身代わり婚〜私、姉の代わりに結婚します〜
私にとっての幸せはーーー。
「ね……裕太さん」
「ん?」
「結婚式が終わったら、二人でどこか行こう? 二人でどこか、楽しい場所に」
裕太さんは私の言葉に優しく微笑むと、「ああ、二人でどっか行こう。楽しい場所に」と言葉を返してくれたを
「うん」
私が裕太さんと幸せになることを、愛莉は許してくれるだろうか。 きっと許してくれる気がする。
でももし、許してくれなかったら……と思うと、胸が痛む気がした。
それでも今の私には、裕太さんとの日々が毎日宝物で、幸せでしかなくて……。
「愛南、どうした?」
「……ううん、何でもない」
だから私は、裕太さんと幸せになる。幸せに、生きていくよ。
愛莉が信じたもの、愛莉が望んだもの。それが私にとっての幸せでもあるから。
「……結婚式、愛莉も呼ばないとね」
「そうだな。 呼ぼう、愛莉も」
「うん」
私と裕太さん、二人での生活はとても楽しいし、充実している。 幸せな日々があるから、私は楽しく幸せで生きていられる。
ずっとずっと、私はこれからも裕太さんと一緒に生きていく。 辛いことも、楽しいことも、楽しいことも、これから二人で乗り越えて進んでいく。
私たちは、大切な人を同時に失った者同士、だから。