私(俺)の不器用な愛情表現



「先輩。まだ、分からないんですか?俺は世界とかそういう次元じゃなくて。ただ、1人しか要らないんですよ。」

「煌くんのその芯の強さには、ビックリだよ。」

「クス。未来のことなんて、分かりませんけど。きっと今度はハッピーエンドですよ!」


その自信はどこから来るのやら?


「…先輩。これからも、メールしてくれますか?」

「それ、聞く?するに決まってるじゃん!」



じゃなかったら教えてないし。


「でも、先輩からメールしてくれたことありませんよね〜。」

「だって、何送っていいかわかんないもん。」


前から、私から送ったことなんてあんまりない。


みーちゃんにでさえ、用事がある時にしか送らない。



< 305 / 511 >

この作品をシェア

pagetop