仕方なく結婚したはずなのに貴方を愛してしまったので離婚しようと思います。
首筋にかかる玲司の息のリズムがせつなげに速かった。肌に当たる吐息が熱くて身体が燃えてしまいそう。それでも逃げる事はできずただひたすら玲司からあたえられるゆるやかな快楽に身を任せた。
「穂乃果……」
「え……」
繋がったままぐるりと身体を回されベットに仰向けの状態の穂乃果。あまりの早業にされるがまま、腰をぐいっと引き上げられた。
「真っ白で綺麗なお尻だ。ずっと触っていたいくらい」
お尻を褒められるなんて思ってもいなかった。というよりも、お尻を見られていることが恥かしい。
「この格好嫌です! 見ないでください!」
ベットの上へ逃げようとするがしっかりと腰を掴まれていて更に玲司のほうへ引き寄せられてしまった。
「逃げちゃダメだ。僕のところにいなさい」
激しく打ち付けられる。その衝撃で身体は大きく揺さぶられ、そこまで大きくはない穂乃果の乳房でさえ動きに合わせて揺れ動いていた。
「んっ、んっ、んっ、ンん――!」
あまりの打ち付けられる快楽に近くにあった枕を引き寄せそこに顔を埋めた。声を、淫らな自分の漏れる声を押し殺す。
「穂乃果……」
息の詰まった苦しげな声で穂乃果の名前を何度も呼ぶ玲司が背中に覆いかぶさってきた。穂乃果が潰れないよう体重は掛かっていないが押しつぶされてしまいそうな密着感。肌がしっとりと汗で濡れているからかひときは密着感がすごい。何度も何度も熱棒を最奥まで突き上げられ肌の当たる音が大きくなっていく気がした。