クールビューティーな悪役令嬢ですが、おまじない薬を飲んでバッドエンドを回避したいと思います!
 そうフィルデリア様が言うと、ソフィア様やミランダ様も、いかに私の書いた小説が大好きで、愛しているか。コスプレ話や果ては二次創作まで話が及び、次回作はないのかなど、私の作家ライフの話で持ち切りだった。

「それでね、エレノアさん。あれだけ、あの……エッチシーンをお書きにできる貴方だから、相談したいのですが」

 初めに質問されたのは、フィルデリア様だった。ちょっとエッチな恋愛小説には、詳細なエッチシーンを入れておいた。全部、ニホンでの知識と古文書を参考にして、テキトーに書いただけだけど。

 なのにどうやら、皆さん私がエッチの達人と思われているらしい。……私、処女なのに。

 フィルデリア様は、アイザーク殿下と頻繁にチョメチョメしていて、その時のことで相談があるみたい。昼間なのに、なぜか紅茶からブランデーに中身が変わっていた。

「殿下とのチョメチョメはね、そう、とっても気持ち良く始まるのだけど、ちょっと、私が感じている途中で、イかれてしまうことが多くて。なんだかおいてけぼりなのよ。」
「そうでしたか……」

 始めは私も真剣に聞いていた。彼女達は、悩みを外に漏らすことができる身分ではない。私を信頼してくれたからこそ、話してくれたのだろう。

「でね、チョメチョメしていてね、あ、私もいい感じだなぁって思うと、殿下はもうフィニッシュされていることが多くて」
「ソウデシタカ」

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